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2010年3月31日を表示

祖母の葬儀でした

102歳誕生日を迎えた日に永眠

 今日は父方の祖母の葬儀でした実は、不思議な体験なんスが、このデスマスクは火葬寸前の祖母を急去描いたものなんですが、ほんの数秒でボールペンで描いたものに後に色鉛筆でサッと着色したものなんですが、すぐに棺の上蓋を閉めて釜にいれられるまさに直前無理だろう?と思いながらも半ば諦めつつスケッチブックとボールペンを取り出して描き始めたんスが、まるで手が勝手に動くようにあっという間に何の迷いも無く、描いてしまったものなんですこの下の葬儀の風景も描いたんで比べてもらえると判ると思うんですが、微妙にタッチが違うんです下のが普段のタッチなんで、重ねるようなラインでのペン運びなんですが、この時には線に迷いが無いんですもしかしたら、祖母に描かされたのではとふっと思わずにはいられませんでした



 てな事で、これが普段どおりの速屏風は桜色で、僧侶の袈裟はオレンジに金糸の刺繍、衣は赤に近い臙脂色、しかも香炉も黒ではなく朱塗りに金の蓮模様でして、経を唱えるにも色とりどりで龍と雲を描いた太古や、朱塗りのシンバルなどを打ち鳴らし、ジャランボラン大音を響かせながらなんスねびっくりしました
 しかしながら、祖母はある意見凄い人でした生前本人が言っていたんですが「わたしゃこんなとこに嫁ぎたくなかったよ好きな人が他にいたのに身体か大きく丈夫そうだからって理由だけで騙されて連れてこられて、生みたくも無い子どもまで産まさせられたんだよ」と、そのせいもあってか、愛情を注ぐという事には縁遠い人で、自分の幼かった頃、父の虐待を訴えた時も、祖母はしれっと「自分の子だからね・・煮て食おうが焼いて食おうが自由だ」と言い放ったんですねでも、102歳まで行きぬいたアンチストレスな生き方から見ると、祖母に周囲が気を使っての行動すらも「あの人はやりたいからやるんだから好きにさせるさ」とよく言っていた良い意味での自己中心的志向パターンは正解だったのかもと、妙に納得してしまわずにはいられないっスね



3月31日(水)21:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 制作活動 | 管理


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